トラブルレポート/突然のエンジン始動不良
BMW 320i(y93/E36/RHD)
ある朝の事でした。
セルは回れどエンジンがかかりません・・・(T_T)
以前フューエルポンプのトラブルで教えてもらった確認法をとりあえず。
数秒間クランキングさせたあと、排気管の所で匂いを確認します。
ガス臭ければ燃料供給はOKだけど点火していないという事。
・・・無臭
燃料系という事ですね。
リアシートを剥がし耳を当ててポンプの音を確認しましたが、動作音はなしです。
順序が逆かもしれませんが(^^;次にヒューズの点検です。
蓋の裏に一覧表がありますが、ポンプの番号はどれなのかと思ってもなかなか見つかりませんね。ちなみに、この純正のヒューズは切れているかそうでないのかが非常に見やすくて良いですね。
次にポンプのヒューズの所にテスター棒を当てて電圧がかかっているのかチェックしました。この場合も純正のヒューズはそのままテスター棒を当てられるので非常に楽です。
(このとき、イグニッションスイッチはONの位置です。ラジオやヒーターのスイッチは切って置いたほうが良いでしょう。)
結果、ポンプ(18)やDME関連(16)のヒューズには電圧がかかっていません。
リレーかな??と、思い・・・
この時はベントレーのマニュアル等の用意が無かったのでリレーの役割が分からなかったので18番のヒューズにテスター棒を当てながら順番にドライバーの柄でコンコンと叩いて行きました。
白いキャップのヒューズをコン・・・と叩いたその瞬間。
「カチップシューゥインウインウイン・・・」と音とともにテスターの表示が12Vになりました。
やった!!
そのままキーをSTARTまで回すと・・・
ブォーン!!と、何事もなくいつも通りエンジンは始動しました。
その後数回は調子が良かったのですが、次第にリレーを叩かないと始動出来ないようになり、ついに毎回の儀式になりました。
一度始動してしまえば全く不具合が無いので、安心していたのですが・・・
アイドリング中(駐車中でよかったです)にエンジンが停止している事があり諦めが付きました。
放っておくと走行中にエンジン停止などの可能性がありますので・・・
近所の輸入車に強い整備工場に電話をしてリレーの在庫があるか聞いた所「ある」との事、さらに一見さんにもかかわらず快く部品のみを分けてもらえる事になりました。感謝。
ちなみに、後で調べたリレーの役割は以下のとおりです。
1 | 燃料ポンプ |
2 | DME(メイン) |
3 | O2センサーヒーター |
4 | ホーン |
5 | テールライト、フォグライト |
6 | ロービーム |
7 | ハイビーム |
8 | エマージェンシーフラッシャー |
9 | ヒーター・A/Cブロアー |
10 | リアデフォッガ |
11 | ABSシステム |
12 | ABSポンプ |
13 | ラジエターファン(ハイ) |
14 | A/Cコンプレッサー |
15 | ラジエターファン(ロー) |
2005.9.20 Misaki